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2012. 04. 18  
【はじめに】
 うつ病とは、気分の落ち込みや、何をしても晴れない気分、空虚感、悲しさといった「抑うつ気分」と何をやっても楽しくないといった、感情が麻痺したかのような「興味、喜びの喪失」を主たる症状とした病気です。
 精神症状の他にも頭痛や不眠症状、胃腸症状などの身体症状が併発しやすいという特徴もあります。当治療室では鍼灸療法と心理療法を併用したブリーフ・ソリューション(短期解決)モデルの「認知鍼灸療法」で心と体の両面の状態を整え、うつ病に対応しています。

【うつ病の原因】
 生物学的な要因と心理的な要因があると考えられています。
 生物学的な要因として、脳内の神経伝達物資(セロトニンなど)が主要因として発症しているといわれています。また心理的な要因として、几帳面、生真面目、融通が利かない、秩序を愛する、律儀などの特徴を持つ「メランコリー親和型」と呼ばれる性格の人がうつ病に罹りやすいと考えられています。近年の生物学的な研究では、幼少期の精神的ストレスによって脳の海馬領域が傷つけられ、それがうつ病の発症に関わるともいわれています。

【一般的な治療】
 一般的には、薬物治療と心理療法の認知行動療法が推奨されています。
 薬物治療にはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン 再取り込み阻害薬)をはじめとした抗うつ薬が使われています。
 SSRIやSNRIは、従来用いられてきた三環系や四環系の抗うつ薬よりも副作用が少ないという特徴があります。しかし長期に服用した場合に、突然服薬を中止すると「中断症候群」といった副作用がみられることがあります。また治療直後には、年齢に関わりなく自殺企図の危険が増加することがあり注意が必要です。薬の効果が現れるには、1週間から3週間の継続的な服用が必要となります。
 再発率は寛解後6カ月以内で25%、2年以内で30∼50%、10年以内で75%といわれており、またイギリスの調査では、抗うつ薬治療の1年後の再発率は44%でした。薬物治療以外の治療では「認知行動療法」と呼ばれる心理療法が推奨されており、抗うつ薬と認知行動療法を併用した場合の1年後の再発率は27%と格段に低いことが実証されています。

【当治療室の認知鍼灸療法】
 当治療室では、10年以上の治療経験から開発した「認知鍼灸療法」を行っています。
「認知」とは認識、判断、解釈といった心の機能のことで、鍼灸療法と併せて精神と身体の両面からアプローチするという治療法です。

【うつ病の根元的な原因】
 うつ病では多くの場合、その発症に先だって大きな、または継続的な身体的・精神的ストレスに晒された経験があります。そのストレスのために生体機能が衰え、脳の神経伝達に異常が生じたと考えられます。それがうつ病の根元的な原因と当治療室では考えています。したがって、根元的な原因である生体機能を回復させ、神経系を回復させる必要があるのです。

【東洋医学で生体機能を改善】
 ところで現代医学では基本的に生体機能を回復させる積極的な治療法はありません。それは現代医学が病気の原因を突き止め、不要なものは排除し、必要なものは補うといった治療モデルに則っているからです。各医師の経験として身体の回復力は信じられていますが、治療モデルとして自己回復力は組み込まれていません。したがって生体機能を回復させる積極的な方法を開発してこなかったのです。うつ病の治療で再発率が高いのは、この生体機能の低下を改善させずに、薬物のみを投与しているためと考えられます。
 一方東洋医学は、生体機能を回復させて強力な自然治癒力で病気を回復させる治療モデルです。当治療室では、独自に開発した東洋的な鍼灸療法で生体機能を回復させて、うつ病に対応しています。

【うつ病の身体的特徴】
 生体機能が衰えた体には特徴があります。それは体がとても冷えているということです。
「生命」とは「温かい」ということです。身体が適度に温かい場合は、生体機能が適切に機能します。したがって身体が冷えていると、生体機能が適切に働きません。そのために多様な症状が現れるのです。
 冷えの状態としては、全身が冷えている場合もあれば、下半身が冷え上半身が逆上せた状態の場合もあります。日本には「頭寒足熱」といった健康的な状態を示す言葉がありますが、その逆の状態です。
 強いうつ状態では全身が極度に冷え、生体機能がかなり低下している状態になっています。このような冷えた状態は、疲れやすさ、やる気がでない、胃腸の不調、頭痛、生理不順あらゆる症状の背景にもなっています。

【東洋的な治療の効果】
 東洋的な治療で生体機能が回復すると、身体の冷えが取れて体が温まります。その結果、たいへんリラックスした状態となり、精神的にも落ち着いてきます。生命力が回復し「温かい」状態でいると、次第に活力も回復し、気分が晴れてきます。興味や喜びも感じられるようになっていくのです。

【うつ病の精神的ケア】
 うつ病では精神面へのケアが大変重要です。認知鍼灸療法では、「認知再構成法」を用いてカウンセリングを行います。「認知再構成法」は、「認知」、すなわち個人の持つ考え方を捉え直す手法です。
 うつ病ではメランコリー親和型と呼ばれる几帳面、生真面目、融通が利かないといった性格がみられます。このようなタイプは、二分割思考と呼ばれる、物事を二つに分けて、一方だけが正解であるといった思考や、拡大視・縮小視といった自分の悪い面を過大に注目し、良い面には関心を持たないなどの極端な思考を持っています。そのために自分を追い込み、苦しんでしまうのです。
 このような思考の癖を「スキーマ」といいますが、認知再構成法の目的は、このスキーマを変化させることです。スキーマが変化すると、物事を俯瞰して捉える事ができるようになり、自分の良い面に気がつくようになります。その結果、自分を責めなくなるのです。また悪い見通しだけではなく、良い見通しもあることに気がつくようになります。このスキーマの変化は大変重要で、うつ病の再発を抑える要になります。

【治療計画】
 治療は継続的で計画的に行う事が重要です。当治療室では、治療はステージⅠから始めステージⅢに進んでいきます。ステージが上がるにつれて、徐々に治療間隔を開けていきます。症状がなくなった時点で終了です。
ステージⅠ: 3~4日周期に1度治療を行う。
ステージⅡ:7日周期に1度治療を行う。
ステージⅢ:14日周期に1度治療を行う。

※病気の状態によって治療回数は増減します。治療は「認知鍼灸療法」と「鍼灸療法」を適宜選択して進めていきます。

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プラナ松戸治療室
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プロフィール

稲森英彦 / 鍼灸師・(社)日本心理学会認定心理士 

Author:稲森英彦 / 鍼灸師・(社)日本心理学会認定心理士 
心と体を統合的に癒す「認知鍼灸療法」を行っています。

鍼灸、心理カウンセリング、退行催眠セラピー、セルフヒーリング指導を通して、心身がより健康に向かうようにサポート致します。

あなたの人生がより健康で豊かなものでありますように。

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